インプラント

プレシジョンインプラントの治療の流れと期間について

インプラントとは、抜歯などの永久歯の欠如に対し有効な治療法の一つです。
インプラントの器具を作っている国内外のメーカーの器具を歯科医院ごとに厳選し、その器具を用いて治療を行います。

具体的な内容としては、欠如した永久歯の代わりに人工的な永久歯の根を埋め込み、その根の上にその人の永久歯の代わりとなる人工的な歯を作り上げます。
インプラントで作る歯はあくまで人工的なものですが、きちんとメンテナンスしてあげれば永久歯と同様に一生を共にできる歯として活躍してくれます。

しかしインプラント治療には、いくつか考えなければならない問題がありました。

それは、インプラントのメーカーは複数あり、それぞれのメーカーで特性が異なります。
例えばインプラントを入れる部位が奥歯なのか、前歯なのか、はたまたすべての歯をインプラントにするのか…上部構造(人工歯)の部分は、どんな材質にするのか…。

つまりインプラント治療を受ける人の口の大きさや歯、そして歯の根、口の大きさ、あごの骨は人によって大きさから形まで微妙に異なっています。
だから適切なインプラント選びを誤ると、不具合や炎症といったトラブルが起きることがあります。

インプラントは優れた治療法ですが、決して問題点がないわけではありません。
しかし、その「不具合やトラブルがおきることがある」というの問題点を改善するのが「プレシジョンインプラント」です。

一人一人の歯に合ったインプラントで治療を行えるプレシジョンインプラント、特に短期間でインプラント治療が終わる「ワンデイインプラントオールオン4」の治療の流れと、治療期間についてお話します。

インプラント治療の治療時間と期間

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インプラント治療は治療期間がとても長いものと考えていませんか。

確かに従来のインプラント治療はその通りで、治療期間はとても長いものでした。
治療期間の目安としては数カ月くらいで、口腔内の状況をチェックして虫歯や歯肉炎などの治療が必要であればさらに長い治療期間が必要でした。

また、インプラント治療で埋め込む人工歯の本数も治療期間に関わっており、本数が多いとそれだけ治療時間や期間が長くなる傾向があります。
長い方ですと1年以上の治療期間が必要になることもあります。

しかもインプラント治療の治療期間は人工歯を生成して即座に終了というわけでなく、人工歯が安定するまで経過を観察する必要があります。

人工歯の定着期間は2カ月から数カ月と言われており、口腔内の状況や本数にもよりますが、インプラント治療の開始から治療時間ならびに治療後の癒着・経過観察期間を総合すれば年単位の治療として計画を立てる必要があります。

軽度の虫歯の治療やかぶせもの、ブリッジなどの治療と比較するとインプラントの方がかなり長期計画で取り組まなければならない治療方法です。
治療にかかる時間も長めに見なければいけません。

「プレシジョンインプラント」は治療期間についても画期的なインプラント治療プランを提供しています。
数本のインプラントを考えている方には、すべての歯をインプラントにする「ワンデイインプラントオールオン4」がおすすめです。ワンデイインプラントは1日ですべての歯を抜歯し、フィクスチャー(人工歯根)の埋入と仮歯の装着までが可能で、方顎から治療することができます。従来のインプラントよりも治療に必要な時間が圧倒的に短く済みます。

治療時間を短縮できるワンデイインプラント

ワンデイインプラントオールオン4は、審美的・機能的に優れたすべての歯の人工歯を作成し、インプラントの装着部にあたるフィクスチャー(人工歯根)を4本と最小化することで身体への負担を減らしながらも、痛みもなく、ズレることもなく、噛むことが可能なため、その日からまるで自分の歯のように食事することができる治療法です。

従来のインプラント治療と比較して、歯並びも改善するだけでなく、入れ歯のような面倒な手入れや、食事中に外れてしまうこともほとんどありません。また、人工物ですので患者様の理想とする歯に作り上げることができ、歯周病や虫歯による炎症なども通常の歯と比べて少なくメンテナンス性にも優れています。(もちろん定期的なメンテナンスは必要です)。治療後に歯のぐらつきや抜け、曲がりなどの発生が起きる可能性も限りなく低くなります。

片顎からワンデイインプラントが可能で、歯茎の炎症など口腔内に他のトラブルがなければ基本的に即日治療することが可能です。
自分の歯に限りなく近い人工歯を作成することにより、治療後の仕上がりも自然になり、自信をもって人前でも口を開けることができるでしょう。

まさに「自分の歯としての見た目を持った自分の永久歯」を作成する治療方法がこのワンデイインプラントオールオン4なのです。

ワンデイインプラントの総合的な治療期間は、3ヶ月~半年ほどを見ていただくことになります。

また、患者様の口腔内の状況、なじみ具合によって治療期間が変わってきます。
治療の流れと共にもう少し具体的にワンデイインプラントの治療期間についてもお話します。

ワンデイインプラント治療の流れと期間は?

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ワンデイインプラントを希望する患者様には、まずは治療内容を説明し疑問点についてもご説明します。

その後、費用の説明や治療計画の説明も行います。
口腔内の診察も行い、ワンデイインプラントの治療をはじめる前に治療しておくべき口腔内の問題がないかも確認します。

例えば口腔内に炎症が起きていないか、歯茎の状態、骨量は問題ないかを診断します。
もし、異常があった場合は、口腔内の状況をご説明し、先に治療をさせていただく場合があります。

すぐにワンデイインプラントに移れる場合は初回カウンセリング後にCT/3Dスキャンにて口腔ならびに歯のデータを取ります。
ただ、先に炎症・骨量などの治療が必要になる場合は、そちらの治療を行うため、すぐにワンデイインプラントを行う場合より治療期間が全体的に長くなります。

3Dデータをもとに上部構造(人工歯)を作成する期間は3カ月~半年ほど必要になります。

ワンデイインプラントは、当日に人工歯根の埋入と仮歯の固定まで行いますので、最短1日で終了します。

仮歯を固定した後は、人工歯根が安定するまで経過を看ます。
この期間は、患者様の生活環境や身体の状態などによって異なります。

口腔内の状況によってはもう少し長い期間を見る必要もあります。

仮歯が安定したと担当医が判断したら仮歯を外し完成した上部構造(人工歯)に交換します。
ここまでがワンデイインプラントオールオン4の治療の流れになります。

特筆すべきは治療時間の短さです。
人工歯装着までは時間がかかるものの、仮歯を装着して噛めるようになるまで最短1日ですので、普段仕事で忙しくなかなかインプラント治療に踏み出せない方でもお受けていただける治療法です。

治療時間が短くなることにより、総合的な治療期間も短縮できるのです。

https://shinbashishika.com/medical-treatment/implant-allon4/

最後に

プレシジョンインプラント・ワンデイインプラントは治療を受ける患者様のデータを先進機器を駆使しながら採取し、患者様に合ったインプラント治療を提案するところからはじまります。
インプラントの治療方針が決まったら人工歯根と仮歯を入れ、固定期間に経過を確認し、安定したところで上部構造(人工歯)に交換します。

ここまでで治療終了となります。
後はインプラントを長く使い続けていただくために定期的に検診に来ていただくことになります。

期間としては、スムーズに進んだ場合で3ヶ月~半年ほどを見ていただくことになります。
最初に炎症などの他の治療が入ればもう少し長くなります。

ワンデイインプラントの場合は仮歯を装着までが短くて済むため、歯がない状態になることはなく、総合的に治療期間も短くなります。

治療計画や期間は口腔内の状況によっても変わります。

まずはインプラント治療をはじめる前に、お口の中の健康診断からはじめてみませんか。
お気軽にご相談ください。