インプラント

インプラントの治療期間について

インプラント治療は、どれくらいの治療期間が必要なのでしょうか?

治療期間といっても難しいことはありません。
インプラントの場合、手術によって埋め込まれたフィクチャー(金属のネジ)が、患者様の顎の骨に結合するまでの期間が大半となります。
これは経過をみて、しっかりと定着しているか見極める必要があります。
これ以外にも、手術の前に準備期間、手術にかかる時間もございますが、より多くのお時間をいただくのは手術後の待機期間です。

早い患者様ですと、2~3ヶ月で定着しますが状態により左右します。
当院では、術後の管理期間といたしまして、3~8ヶ月の期間を設けております。

これは安全を第一として治療を進めるためで、この待機期間には十分なお時間をいただき、患者様の体調の管理や歯周治療、補綴処置などを行っていきます。

手術前には準備期間があります

患者様に歯周病や虫歯があった場合、まずそちらを治療してからインプラント治療に入ることになります。
ただし、虫歯や歯周病でお悩みの方でも、インプラントの治療期間が長引いてしまうということは、基本的にはありません。

状態によって多少のお時間をいただく場合もありますが、虫歯の場合ですと、中程度で形の良好なものでしたら1日の治療で完治します。
自費診療にはなりますが、削らない、抜かない、痛くない虫歯治療をご用意しています。
また、歯周病の治療は一般的には長引くものではございますが、当院には保険治療では出来ない質の良い歯周病治療を取り揃えてありますのでご安心ください。

インプラント手術は、どんな場合でも1日の治療で終わります

1回法、2回法といった手術方法の違いがあり、1回2回と回数は異なりますが、手術自体はいずれも簡単なものです。
1日の手術で仮歯まで入り、その日のうちに食事ができるAll-on-4というインプラントもご用意しています。
<詳しくはこちらでご確認ください>

一度に多くの抜歯が必要な場合は、多少のお時間がかかり、また患者様のお体へのご負担が懸念されますが、そちらにつきましても静脈鎮静法による治療のご用意があります。
どうぞ、ご安心ください。

インプラントには種類があります

インプラントは、メーカーによって素材や構造が異なります
その中には早く骨と結合するように作られたインプラントもあります。
(現在、当院で扱っておりますインプラントの多くは、骨との結合に良好なものを扱っております)

インプラントの種類につきましては、患者様のご要望により様々なご提案をさせていただいております。
お気軽にお申し付けください。

当院では短期間集中治療を取り入れています

インプラントに限らずですが、患者様の中には、「一日だけなら仕事を工面して休みが取れるが、その一日だけで全ての治療を終わせることはできないのか」という方もいます。
そうした一回の治療でたくさんの歯を治療して欲しいという方のご要望に、できるだけお応えしたい。
そうすれば、遠方から来院された患者様でも一回の診療時間を十分にいただくことで、通院回数や通院期間を短縮できます。
当院では、さらに常に最新の機器を導入し、より一層の治療期間の短縮を目指しています。

インプラントの場合、先ほど記載しましたとおり、患者様の顎の骨にしっかり定着するまで多少のお時間をいただくことになります。
最新の機器があれば、この定着までに要する期間を短くすることができ、インプラントの治療期間そのものを短縮することができるのです。

早期にインプラント定着を図る治療法

当院では、代謝機能を高めることで、早期にインプラント定着を図る治療法をご用意しています。
「高気圧酸素治療」というものなのですが、簡単にご説明させていただきますね。

まず気圧を高めた酸素ルームに高濃度の酸素を満たし、そちらの酸素ルームの中にて、暫しおくつろぎいただきます。
インプラント治療における高気圧酸素治療の狙いとは、その酸素を体内に取り入れることで、骨の結合や傷の治癒を促がすことなのです。
当院にてご用意いたしております高気圧酸素ルームは、<O2 PRO>といいます。

通常の酸素の10倍 O2 PRO(オーツープロ)

1.5気圧まで高めることができるこの装置は、医療用の高気圧酸素治療に使われるものです。
日本の歯科医では、初めて新橋歯科診療所が歯科治療に取り入れました。

しかし、高気圧酸素治療そのものにつきましては、他の医療では既に知られた医療行為です。
骨折のほか、急性一酸化炭素中毒や急性心筋梗塞、火傷に凍傷、靭帯損傷などに優れた治癒効果があります。

残念ながらインプラントの治療においては保険は適用となりません

なぜならば病気の治療ではないからです。
このO2 PROによって細胞を活性化させることで、インプラントが骨と早期定着し手術の回復をも早めることができます。
つまり、インプラントの治療期間そのものを大幅に短縮することができるのです。

いわゆる「酸素カプセル」とは似て否なるもの

2002年、サッカー元イングランド代表で、主将であるデビッド・ベッカム選手は、W杯直前になって左脚を骨折するという大怪我を負いました。
全治10週間の骨折です。
W杯出場も危ぶまれましたが、わずか3週間という驚異的な早さで骨折を完治させました。
ベッカム選手が受けた治療は一躍有名となり、「ベッカム・カプセル」という名称で広まったのです。
‥‥しかし、このベッカム・カプセル、酸素カプセルではありません。
ベッカム選手が骨折の治療に用いたものは、「高気圧酸素治療」なのです。

酸素カプセルとO2 PROの違い

酸素カプセルにも、肩こりや腰痛、疲労回復、骨折や打撲などの治癒促進、ヒフの炎症改善といった効果があります。
しかし、酸素カプセルはせいぜい1.3気圧ほどまでしかなく、血中溶解酸素は通常の1.5倍程度です。

医療用のO2 PROは、1.5気圧まで高めることができ、この場合の血中溶解酸素は通常の10倍まで上がりますから、その差は歴然。
高気圧高濃度酸素下で体内の隅々の細胞まで酸素を行き渡らせ、それらを活性化させて骨や組織を作らせます。

インプラントの術後は、むくみや腫れといった症状が出ることも稀にありますが、それらをも速やかに回復させることできるのです。

歯周病の治療や予防にも、O2 PROは最適

といいますのも、歯周病菌は高濃度の酸素によって殺菌することができるからです。
(治療期間の短縮だけではなく、歯周病の治療として、高気圧酸素治療もご用意しております)

このようにインプラントの術後処置として、この高気圧酸素治療は手放しにお勧めできる良い治療なのですが‥‥。
高い気圧下での治療となるため、耳抜きができないと治療を受けることが困難になるなど、幾つかの注意点もございます。
ご用命の際には、当院の担当医にご相談ください。

以上が、インプラントの治療期間についてのご説明です。

アフターフォローこそ重要

しっかりと定着したのち、インプラント冠を取り付けて、噛み合わせといった最終的なチェックがございます。
これらは「インプラントの治療期間の終了」となりますが、実は治療と呼べるものは、これだけではありません。

インプラントも、普通の歯と同じく歯周病にかかることがあります

「インプラント歯周病」です。
これに対して、当院では万全のサポート体制で臨んでおります。
お口の状態はどうなっているだろうか、インプラントはしっかり機能しているだろうか。
インプラントの治療期間を終えられましても、定期検診を受けていただくことで、インプラント歯周病の予防と治療に努めます。
また、定期検診を受けていただくことが前提となりますが、当院のインプラントには長期保証があります。

インプラントをお考えでしたら、新橋歯科診療所に是非お任せください。