インプラント

インプラントの治療の流れと治療法について

一般的な流れとしては‥‥

  1. カウンセリング
  2. 治療方法と治療計画
  3. 治療期間のご提案
  4. 治療費のご説明
  5. 治療
  6. 治療後の定期検査(メンテナンス)

という流れになっています。
すでに当院HP「インプラントの治療の流れ」にてお知らせがありますが、患者様の状態によっては、このインプラント治療の流れも多少変わります。
詳細なインプラントの治療の流れにつきましては、カウンセリングにてご説明をさせていただきます。

それでは今回は、少し違った角度で。
インプラント手術が終わるまでの流れについてご説明いたします。

基本となるのは、「検査」と「ご提案」、そして「治療」です。
検査や治療はもとより、まず大切なのはカウンセリングによる治療計画のご提案です。

ひとくちにインプラントといっても、その治療法は様々

インプラントは糖尿病や喫煙される方には向いていないのですが、骨が少ないという理由で断られる患者様もいます。

ですが、当院では、インプラントを入れる骨が無くても、骨を増やすサイナスリフトといった方法で歯が一本もなくてもインプラントが出来る、そして即日仮歯まで入れることができるAll-On-4というインプラント、少ないインプラント本数で出来る、インプラント義歯などをご用意しております。
<詳しくはこちらでご確認ください>

治療をあきらめていた方でも、当院のインプラント治療ならば可能ということが多いのです。

当院でのインプラント治療の実績は、数千症例を超えます

豊富な実績のもと、患者様にとってベストな治療法はどれなのか。
治療のご提案させていただくことは、当院が大切にしている治療方針の一つとなっています。

また、その際にはインプラント治療だけでなく、患者様に合わせて、他の治療のご提案もさせていただいております。
「総合歯科診療」といいますが、審美治療と矯正治療、一般的治療まで、当院では総合的な治療を行っております。
とくに、噛み合わせなどの機能だけではなく、口元の美、歯の美しさといったものまで考慮されたインプラントは、当院のインプラントの特徴です。

しっかり噛めて、食事が美味しくいただける、そして思い切り笑える。
いつまでも若々しく、健康的な歯と美しい口元をお届けしたい。
それこそが、当院の目指すインプラントなのです

その為に当院が準備していることは、徹底的な「検査」と「治療」。
インプラント治療の為の設備と体制を整えることが必要不可欠です。

徹底的な検査で事故を防ぐ

チタンという金属は実に不思議な金属で、骨の組織としっかり結合する性質があります。
インプラントは、そのチタンの性質を巧みに利用したもの。
患者様の顎の骨にドリルを使って小さな穴を開け、そこにチタンで出来たインプラント(フィクチャー)を埋め込みます。

しかし、顎の骨には神経や太い血管が通っています。
インプラント手術の際、誤って神経を傷つけでもしたら、唇などにマヒが残るなど大事に至ります。
そればかりか、血管を傷つけでもしたら‥‥。
事実、2007年には手術中に動脈を傷つけて大量出血し患者様が亡くなるという、あってはならない事故が起きています。

しかし、こうしたことは、手術をする前にしっかりとした「検査」をすることで、防ぐことができるのです。
とくに、CTスキャンで患者様の顎の神経や血管を把握することは、インプラント治療には絶対に欠かせません。
顎の骨だけでなく、神経や血管がどこを通っているのか。
しっかりと把握していれば、こうした事故は起こらないのです。

当院では、国産メーカー製の最新歯科用CTを使用しています

これは、レントゲンと違って正確かつ精度の高い画像を得ることができます。
レントゲンにも見方はございます。
ですが、レントゲンを撮っただけでは十分に神経や血管を把握できません。何よりもレントゲンは平面。
レントゲンと決定的に違うのは、立体的だということです。
そのコンピューター画像は患者様にも見ていただきますが、どこに血管や神経が通っているか一目瞭然です。

歯科用CTは医科用CTに比べて、より精密な情報を必要とします

当院で用意しているCTは、歯科専用に開発されたCTです。
座ったままでの撮影が可能で、撮影時間も8秒ととても短く、被曝線量でみても従来のレントゲンや医科用CTに比べて極めて少ない。
顎の骨につきましても、しっかりと状態を把握できる検査設備が揃っています。
骨密度は十分なのか、埋め込んだインプラントはしっかりと骨と結合しているのか。
繰り返し行われる検査であっても患者様に安心して受けていただくことができます。
また、検査によって骨が少ないなどインプラント手術が困難な場合でも、すぐに対処できる治療体制を整えています。

全ての検査が滞りなく済んだら、いよいよ手術「治療」

手術の際には感染症対策をはじめ、インプラント治療の体制につきましては、常に万全の体制で臨んでいます。
今回は、患者様の側に立ったインプラント治療の流れについて、視点を変えて説明してみましょう。

インプラント手術は、通常、普通の虫歯治療(抜歯など)の時に行う局所麻酔で行います。
手術の時間については、別項で述べさせていただきました。
それほど長いお時間をいただくことはありませんが、しかし、患者様の中には例えどんなに短くても手術はとても苦痛に感じる方もいます。
骨を削る音、振動など‥‥。

静脈鎮静法で、患者様の心労を軽減します

局所注射をすれば通常は痛みを感じることはありませんが、患者様によっては”思い込み”から痛みを感じる方もいるようです。
このような場合にお勧めしているのが、静脈鎮静法です。
こちらは局所麻酔に合わせて、静脈に安定剤を点滴します。
薬剤を使い分けることで、意識はあるがボーッとした状態、または半分眠っている状態、あるいは完全に眠っている状態に。

自費診療になりますが、その際には専門の麻酔医が責任を持って立会います。
心電図や血圧、脈拍を随時みながら、徹底的な管理体制のもと、インプラント手術が行われます。
ご希望によっては、このような特別な麻酔もご用意しています。
<詳しくはこちらでご確認ください>

感染症対策も疎かにしない

さて、このようにして無事にインプラント手術が済みました。
ですが、インプラント手術を成功させるためには、感染症対策も疎かに出来ないことの重要な一つです。
もし万が一、治療器具の滅菌殺菌が不十分だと、感染症によってあらゆる問題が起きる可能性があります。
感染症が原因で、インプラントがうまく定着しないこともあるのです。

当院では、クラスBオートクレーブにより徹底的に滅菌します。
もちろんインプラントの際の手術室は無菌状態。
滅菌された治療器具類はパッキングされ、使用する直前に開封して使われます。
感染症対策には、とくに気を払っております。

安心してインプラント治療を受けてください

インプラントと聞くと、まずは「手術が怖い」と不安になられる方が多いのではないでしょうか。
しかし当院では、このように、どなた様でも安心してインプラント治療を受けられる体制を整えております。
検査体制、手術に臨む体制、感染症につきましても万全です。

こうした努力は決して惜しみませんし、インプラント治療は怖いものではありません。
実際に、患者様にもそう感じていただけると思います。
ご安心くださいませ。