矯正歯科

矯正治療で歯並びを直す際にかかる費用の相場とは

子供にとって歯並びは重要な問題です。
歯は食べ物をかむことに直接的に関係する人体の部位です。

子供はかむことがあごの発育にも繋がりますから、成長を考える上でも歯並びはとても重要なものなのです。
食べ物を摂取することだってもちろん発育には欠かせないことです。

しかし、歯並びが重要なのは子供だけではありません
もちろん大人にとっても歯並びは重要なことです。

大人はある程度の年齢で成長がゆるやかになります。

このあたりは個人差があることですが、歯が重要なことは個人問わず変わらないことです。
ぐんぐん成長する時期が終わっても、歯で食物をかむということは同じです。

そしてかむことによってあごに影響してくることもまったく同じといえるでしょう。

生活の中でとても重要な食。
そして、人生の中でとても重要な時期である発育の時期。そして、人の一生の中で大きな時間を占める大人の期間。
生活、そして人生の全ての期間において大切な「歯並び」について解説します。

歯並びを治療することはその人の健康と生活を考えると望ましいことです。
治療の進め方や費用についても一緒に解説いたします。

治療をどうしようか迷っている方は、まずは基礎知識を知って、自分と歯の在り方を考えてみてはいかがでしょう。

歯並び直す治療とは?費用を考える前に

矯正治療にはいくつかの方法があります。
その人の歯列の状態で方法を使い分ける必要がある他、その人が虫歯や歯肉炎、顎関節症など、他に治療すべき口腔内や口周辺の問題があるかどうかによっても変わってきます。

また、歯を失っているか、現在の永久歯に亀裂や欠けなどがないかどうかによっても変わってきます。
歯列矯正というと多くの人はワイヤーを使った矯正を連想するようで、それは決して間違いではありません。

しかし全ての方がこのワイヤーを使った歯列矯正法を使って歯列の矯正を行うわけではないのです。
まずは簡単にどんな方法で歯列矯正が可能なのか解説しましょう。

歯並びを直す方法には、一般的に有名な「ブラケット治療」があります。

このブラケット治療は歯列矯正といわれて連想するワイヤーを歯列に添わせて矯正をする方法です。
歯並びを直している人が歯列に添って銀色のワイヤー器具を装着しているところを見たことがありませんか。

そのワイヤー器具をブラケットといいます。

時に抜歯を伴う治療法ですが、かなり乱れている歯並びも綺麗に強制することのできる治療法がこのブラケット治療です。

歯を失っている場合も、インプラント治療などと併用することによって綺麗な歯列にすることが可能です。
一般的によく知られているのは、この方法が歯列矯正に有効でそれだけ多くの人が歯並びを直すために選択しているからなのです。

ブラケット治療の相場は上下どちらかの歯列を矯正する場合の費用が60万円からです。
ワイヤーの色を銀にするのか透明にするのかによっても金額が変わってきます。

また、上下の歯列を同時に矯正する場合は90万円となり、上下のどちらかを矯正し後にもう片方を矯正するよりも金額的な負担が軽くなります。
上下を一緒に矯正するとかみ合わせを総合的に見ることができるため、矯正費用にプラスして必要になる治療費や診察費用の負担も軽くなります。

歯列矯正治療の費用目安とは

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ブラケット治療の他に代表的な治療方法としてマウスピース矯正があります。
マウスピース矯正はそれぞれの人に合ったマウスピースを作成し、一日に決まった時間だけ装着することにより歯列を矯正する方法です。

ワイヤーを使うブラケット治療よりも緩やかな歯列矯正です。

そして、ワイヤーの装着を望ましく思わない人にとっても有効な矯正方法になります。
ブラケット治療とマウスピース治療のどちらも使える場合は、それぞれの方の希望に沿って治療方針を組み立てる形になります。

こちらの方法では、上下セットで矯正を進める場合は70万円が相場になります。
上下の歯列の片方を矯正する場合は、40万円からが相場になります。

忘れてはいけないのが、矯正治療には矯正そのものだけでなく定期的な検診や虫歯などがあった場合の治療費も必要になるということです。

なので、ブラケットによる矯正の場合、マウスピースの治療による場合、どちらの場合にも診察や交通費、インプラントを併用するか他に治療は必要かなどを考えて費用を工面する必要があります。
見積もりを依頼するのが安心です。

矯正治療の費用は医療費控除の対象?保険は?

矯正治療は基本的に保険外治療になります。
費用の目安をご説明すると、多くの方が「けっこう高額ですね」という反応をなさいます。

保険外診療になるため全て実費で矯正治療に費用を支払わなければならないため、確かに高額という印象があります。

矯正治療にインプラントなどの他治療を併用するとさらに高額になり、人によっては100万円以上の費用を見なければならないこともあります。
この費用をどのように捻出するかが矯正治療を受けるかどうかの判断基準である、という方もいらっしゃることでしょう。

お子さんの歯列矯正治療は基本的に医療費控除の対象になります。
領収書をきちんと保存し、確定申告の際に役立ててください。

また、直接的な歯列矯正の費用だけでなく付添人の交通費なども医療費控除の金額に含まれる可能性があります。
ローンを使っても、基本的に医療費控除の対象です。
お子さんの歯列矯正のために必要だった支払いについてはレシートや領収書、契約書などの保存をしておいてください。

疑問点がありましたら、税理士に確認するのがいいでしょう。

https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1128.htm

大人の歯列矯正は基本的に医療費控除の対象にはなりません。
特に審美の面を考えて歯列矯正をする場合は医療費控除の対象外となります。

ただ、治療によっては保険が適用になるものや、大人であっても不正咬合の歯列矯正などのように歯列矯正が必要であると認められる場合は医療費控除の対象になる場合があります

治療法を決めている場合は保険が適用される治療なのか、治療前に確認いただくのがよいでしょう。
大人の歯列矯正における医療費控除について詳しく確認したい方は、当院に治療をご相談いただく前にまずは税理士に相談するとスムーズに進みます。

最後に

保険や医療費控除が適用されない場合でも、当院ではデンタルローン(分割払い)の利用も可能です。

クレジットカードを使うこともできますので、支払いについて疑問点がありましたらまずはお気軽にお問い合わせください。
その方のご希望に合わせてご案内いたします。

もちろん治療の細かな内容についても、不安がありましたら事前にご相談ください。

「こんな希望があるのですが」「このような疑問があるのですが」といったお問い合わせも、気軽にお話しください。
歯科治療においてはその方の口と口周りの環境をよりよくすることが最善です。
しかしそのためには、安心して治療を受けていただくことが大切であると考えています。