審美歯科

審美歯科治療に失敗しないための費用に関する基礎知識

 

日本は現在、年齢を問わず審美歯科治療を希望して多くの患者様がいらっしゃいます。当院でもいくつかの審美面に重点を置いた治療が可能ですが、若い女性や男性だけでなくご高齢の方も歯のお悩みを改善するためにご相談くださる現状です。「歯を美しくする」ことは、年齢問わず大きな関心事になっています。

審美歯科治療は、いくらからはじめることができるのでしょうか、どのくらいの費用を見ればいいのでしょうか。これから審美歯科治療をスタートしたいと考えている方や、新しい審美歯科治療を検討している方は、まずは費用面からそれぞれの治療について覚えてみてはいかがでしょうか。

審美歯科治療の費用相場はどれくらいなの?

歯は見た目の印象に大きな影響を与えます。顔の中で、おしゃべりや笑った時、真っ先に目に入るからこそ、人の第一印象には「歯の美しさ」が欠かすことのできないポイントになると言われます。「人間は中身」「付き合ってこそその人の良さがわかるもの」と言われますが、こと第一印象においては見た目が6割以上の役割を果たすと言われます。確かに、「付き合ってみればその人のいいところがわかる」と言われても、初対面故に内面の「よさ」を即座に理解することは難しいと言えます。代わりに印象付けの中心になるのが外観。そして外観の中でも特に顔であると言われているのです。

海外の政治家や俳優、女優はこぞって審美歯科に力を入れています。皆さんにも、アメリカをはじめとした海外の政治家や芸能人は歯が白く美しいという印象がないでしょうか。アメリカのトランプ大統領やオバマ前大統領も、整った白く美しい歯をしています。演説が上手いというだけでなく、良い印象を抱いてもらうためには審美歯科が重要だからこそ、審美面を歯科医院で改善していることが、お二人の歯を見るとよくわかるはずです。票を獲得するために必要なことが審美治療であると、海外の政治家は考えているのです。もちろん政治家だけに留まらず、営業マンなどのお客様に良い印象を持ってもらいたい職業の方は、海外では歯の審美に対して非常に力を入れています。

これは日本でも同じことです。芸能人のインタビューで、美しい白い歯や綺麗な歯列を注目してしまいませんか。「それは芸能人という人前に出なければならない職業だからでしょ」と思うかもしれません。いいえ、決してそんなことはありません。仕事、プライベート関わらず「歯は人の印象に大きな影響力を持つ」からこそ、学生さんから社会人の方まで、多くの方が審美治療を希望なさり、実際に相談を受けております。

清潔感という意味でも、歯は重要です。綺麗な歯はそれだけで好印象や清潔感に繋がるのです。審美歯科が注目されるに従って、どんどん新しい治療法も登場しています。当院で行っている審美歯科治療について、一つずつ治療法と費用について解説していきます。

① 歯列矯正の費用

歯列を美しく整える歯列矯正治療は、食の基本である歯やあごそのものを治療するという側面と、見た目を美しくするという審美治療の二つの側面を持っています。歯並びが美しいと、やはり笑顔が輝くものです。それだけでなく、歯並びが乱れていると歯やあごに負担がかかってしまい、首や頬などの口周りにも歪みの影響が出ることがあります。「審美と健康どちらにも効果的な治療法」が歯列矯正治療なのです。

当院ではブラケット装置を用いたワイヤー治療と、マウスピースによる矯正治療を行っています。

ワイヤー治療の費用は上下の歯列をセットで治療する場合で90万円上下片方の歯列で60万円が相場となります。マウスピース治療では、上下セットで治療して70万円片方で40万円が相場になります。審美歯科治療全般に言えることですが、相場に対しさらに消費税が必要であると考えてください。

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② ルミネアーズの治療費

ルミネアーズとは、歯の表面に薄い膜を貼りつけることにより歯の着色と歯列を一緒に治療する方法です。歯の表面に幕を張るため、非常に高い虫歯予防効果も期待できます。「審美と予防歯科がセットになった治療法」がルミネアーズなのです。

ルミネアーズはどの歯の処置を行うかによって金額が変わってきます。費用としては税別で歯1本9万5千円から15万円となります。歯によって数万円単位の開きが出るため、事前にしっかり確認することをお勧めします。

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③ ホワイトニングの治療費・クリーニングの治療費

歯のクリーニングは、歯科衛生士が行う日常生活のケアでは落とし難い汚れを落とすための治療です。クリーニングだけでも茶渋や煙草のヤニを落とす効果があります。歯肉の消毒も行うため口腔内の各種トラブル予防にも効果的です。歯のクリーニングは2時間ほどで、税別2万円が費用相場になります。

ホワイトニングは、歯の着色を改善する審美治療です。審美歯科治療の中では代表的な治療ではないでしょうか。ホワイトニングには自宅でできるホームホワイトニングと、歯科医院で行うオフィスホワイトニングがあります。出先でも使えるスプレータイプのWOWホワイトホームホワイトニングなどもあります。

費用相場は、オフィスホワイトニングで税別4万円からが相場です。ホームホワイトニングは税別で2万5千円からが相場です。WOWホワイトホームホワイトニングは税別で5千5百円からが相場となります。これらのホワイトニングは組み合わせて行うことが可能です。組み合わせて治療を進める場合、料金相場は変わってきます。

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④ その他、審美治療にも使える治療の治療費

にっこり笑った時に虫歯や欠けた歯があると、それだけで審美面はマイナスです。口腔内のトラブルは審美が主目的の治療以外でも改善できることがあります。

例えば、インプラント治療。インプラント治療は、歯茎に人工的な根を埋め込み、その根っこの上に人工的な永久歯を作る治療法です。虫歯や歯の折れ、欠けなど、幅広いトラブルに対応可能です。例えば歯列はしっかりしているのに、怪我により歯が一本失われているなどの場合はインプラント治療などにより審美面の改善をはかることも可能です。インプラント治療は1本あたりの相場が30万円+その他の処置代で、大体35万円くらいの費用相場になります。オーダーメイドインプラントの場合は、1本50万円からが相場になります。

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審美歯科治療の費用以外に考えておきたいお金の問題

簡単に費用について説明しました。解説した費用はあくまで「スムーズに治療が進んだ場合の目安」となっています。あくまで目安ですので、必ずしもこの費用で治療できるというわけではありません。

例えばルミネアーズによる審美治療を選択したとします。しかし、ルミネアーズのために口腔内を歯科医院に検診してもらうと、奥歯に大きな虫歯が見つかりました。また、すぐに抜いた方が良い親知らず歯も見つかりました。この状況で審美治療の費用を考えてみてください。

ルミネアーズの項目でお話した治療歩費用は、あくまで「ルミネアーズのみ」の治療費になります。虫歯治療と親知らずの抜歯はルミネアーズの費用には含まれません。別料金になります。審美歯科治療のみならず、歯科治療においては「その治療の費用」にプラスして「その他に必要な費用が発生した場合の費用」を考えておく必要があります。つまり、この場合の費用は「ルミネアーズの治療費用+親知らずの抜歯費用+虫歯の治療費」となります。口腔内の状態は患者様一人一人異なっているため、抜歯や虫歯治療の状況によってはさらに痛み止めなどの処方をすることがあります。すると、この費用の公式に薬代などの他費用が加算されることになります。ルミネアーズそのものの治療費だけで考えず、基本は「他に必要な処置があれば加算される」「それぞれの費用目安はあくまでその治療のみを行った場合の目安である」ことに注意する必要があります。

また、さらに考えておかなければならないのは歯科医院までの交通費です。歯科医院で治療を受ける場合、治療費だけに目が行きがちです。しかし、歯科医院の治療は何度か通院することが前提の治療が多いため、歯科医院の立地によっては交通費が負担になることもあります。それに、歯という体の一部を治療するために通院時間が長いと、それだけで健康にはマイナスです。

「時は金なり」という言葉があります。距離も交通費としてお金に関係します。健康というお金に換算しきれないものも、通院においては考えなければならないことです。治療費の安さだけで決めるのではなく、総合的に決めることが大切です。

前述したルミネアーズの例で考えるなら、費用は「ルミネアーズの治療費用+親知らずの抜歯費用+虫歯の治療費+その他の必要な処置費用+交通費」で考えてみてください。この公式に、さらに通院時間や処置の技術、治療法の適切な説明はあるか等々、金額では表せないところも加味して考えることが重要です。

審美歯科治療における費用の保険と医療費控除

もう一点注意しておかなければならないのは、審美歯科治療は基本的に「保険外診療」であるということです。

保険外診療とは、治療費用が保険の適用にならず全額自己負担になる診療のことをいいます。保険適用の治療は、保険による助成を受けられるため、患者様への治療費請求が保険で定められた自己負担割合での請求になります。例えば3割負担で治療費が1万円なら、患者様の費用負担は3千円となります。保険適用の治療はその分だけ患者様の経済的負担が軽くなるのです(参照 : https://www.kyoukaikenpo.or.jp/)。

しかし、歯科医院の治療は保険適用になる診療と適用外の診療が交錯している状態です。全ての治療が保険適用で受けることができるわけではありません。保険が適用される代表的な治療としては、虫歯治療が挙げられます。かぶせ物などに使う素材によって保険適用を受けることができない場合もありますが、歯を削ったり詰めたり、かぶせ物をしたりといった基本的な虫歯治療は保険適用で治療することが可能となっています。

対して、審美治療は基本的に保険外診療となっています。今回ご紹介した歯列矯正やインプラント、ルミネアーズ、ホワイトニングはどれも基本が保険外診療です。ただし、全てが全て保険外診療というわけではありません。また、保険が適用されなくても、医療費控除(参照 : https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1120.htm)などの他制度の適用対象となる場合があります。

例えば、インプラントは保険対象外となりますが、医療費控除の対象になります。歯列矯正はかなり条件が厳しいですが、ケースによっては保険適用になる場合もあります(参照 : http://www.jos.gr.jp/facility/)。ホワイトニングは保険適用の対象外となる治療で、なおかつ医療費控除の対象にもなりません。

審美治療も、治療によってかなりばらばらです。確認せずに「保険適用になるだろう」「医療費控除の対象になるだろう」と気楽に考えてしまうと、予想外に大きな治療費用になってしまうことがあります。

まとめ

審美治療それぞれの費用目安についてお話しました。治療方法も簡単にですが、合わせて解説させていただきました。費用を考える上で大切なのは「その審美歯科治療の費用だけ用意すれば大丈夫」というわけではないということです。交通費や他の処置代なども合わせて総合的に考えることが大切です。

医療費控除や保険について確認したい場合は、お気軽に当院までご相談ください。審美歯科治療費で気になることがある場合も遠慮なくお問い合わせください。費用や治療効果を考えていくつかの治療を組み合わせることも可能です。審美歯科治療のみならず、歯科治療を受けるために大きな懸念はやはり費用です。治療をスタートする前に、疑問点は解消して気持ちよく治療を受けていただくことが一番です。